最近、コロナウィルスについての報道の際に様々なメディアで耳にするジョンズ・ホプキンス大学について調べてみました。この大学が更新しているCOVID 19 Dashboardへは、1日10億以上のアクセスがあり、全世界のメディアでも引用されています。その特設サイトは、今年の1月22日に開設されおり、いち早く、感染者数の統計データおよび、他詳細情報についても更新し続けています。

ダッシュボードについて

上記HPの地図下にある通り、この統計データはョンズ・ホプキンス大学 システム科学工学センター (CSSE) の共同ディレクターである Lauren Gardner が率いるチーム が運営しているそうです。チーム公式ブログでは、サイト設立までの詳細経緯が時系列に書いてあるのですが、データのリソースは、WHO, Chinese Center for Disease Control, Chinese CDC、European Centre for Disease Prevention and Control、等、主に各国の疾病予防管理センターの情報ソースからデータを集積しているそうです。サイトプラットフォームについては、Esri Living Atras teamとJHU APLが提供しているとの事です。ちなみに、Esri社は、Geographic Information System (地理情報システム) 地球上に存在する地物や事象はすべての地理地理情報をコンピューターの地図上に可視化して、情報の関係性、パターン、傾向を分かりやすい形で導き出すシステムを開発しています。

※記載内容は下記リソースを元に編集しました。https://www.thelancet.com/pdfs/journals/laninf/PIIS1473-3099(20)30120-1.pdf

誰がどの様にダッシュボードを始めたのか

昨年12月初旬、中国武漢で発生したコロナウィルスから1ヵ月後の1月22日に開設されたダッシュボードが、どの様に開設されたのか? NPR(ナショナル・パブリック・ラジオ)4月13日の記事に詳しく経緯が書いてありました。

発端はジョンズ・ホプキンス大学システム科学工学センターの共同ディレクターである、Lauren Gardner氏が率いるチーム(当初は5名ほど)が、コーヒーブレーク中の何気ない会話から始まったそうです。

プロジェクトの一員である、大学院生(Ph.D)Ensheng Dong氏(中国・上海出身)が、中国でコロナウィルスが蔓延している状況を心配している事を、プロジェクト・リーダーであるLauren氏に相談した際、「ウィルスの蔓延状況をマップで追跡してみたら?」と一言、アドバイスを受け、ArcGIS Dashboard(アプリ)を使って、数時間でダッシュボードを作成したそうです。

そのダッシュボードを、Twitterに掲載したところ、瞬く間に全世界に拡散されて注目されるようになったそうです。

※記載内容は下記リソースを元に編集しました。

https://www.npr.org/2020/04/13/833073670/mapping-covid-19-millions-rely-on-online-tracker-of-cases-worldwide

ジョンズ・ホプキンス大学については、コロナ関連で、その動向や大学から配信されるソースをリサーチしています。昨年、10月に開催されているフォーラム201の件など、「ダッシュボード」以外にも、まだまだ興味を引くネタが多いので、それは、また別の記事で書いてみたいと思います。それにしても、コロナ発生から1ヵ月後には、この様な統計データを作り出した点、プロジェクトチームが様々な国から来ている学生で構成されていた点、産学連携でプロジェクトを推進している点は、なんともアメリカの大学らしい!と、この記事を編集しながら感じた次第です。

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